2014年9月5日金曜日

パソコン製作>パソコンのメモリーについて調べてみた

パソコンのメモリーについて、調べてみた。

[RAMの分類]
分類 特徴 用途 細分類
SRAM 高速、高価、低電力 ●メモリのバックアップ可能
●組み込み用の電子機器
●CPU内蔵のキャッシュメモリ、外付けのバーストモードのSRAMキャッシュ、ハードディスクドライブのバッファ、ルーターのバッファなど 
DRAM 低速、安価 ●メモリのバックアップ不可
●コンピュータの主記憶装置
●デジタル・テレビやデジタル・カメラなど多くの情報機器の記憶装置
FPM DRAM ●高速ページモードという機能を搭載したDRAM。
●i486・Pentium初期のパソコンが主流だった頃に使われていた※1
EDO DRAM ●バーストモードと呼ばれる転送モードを持つDRAM
●PentiumやPentium PROのパソコンが主流だった頃に使われていた※2
SDRAM DIMM ●主にデスクトップパソコンで使用
S.O.-DIMM ●DIMMの約半分の大きさ
●主にノートパソコンや省スペースパソコンで使用
●プリンターやルーターを始めとするネットワーク機器の機能拡張の際にも使用

[SDRAMの分類]
名称 ピン数 チップの
規格名
モジュールの
規格名
バス速度
(MHz)
最大帯域幅
(GB/s)
DIMM SDR SDR -SDRAM 168

PC66 66 0.5
PC100 100 0.8
PC133 133 1.1


DDR
DDR1-SDRAM
(DDR-SDRAM)
184 DDR-200 PC-1600 100 1.6
DDR-266 PC-2100 133 2.1
DDR-333 PC-2700 166 2.7
DDR-400 PC-3200 200 3.2
DDR2-SDRAM 240 DDR2-400 PC2-3200 200 3.2
DDR2-533 PC2-4200 266 4.2
DDR2-667 PC2-5300 333 5.3
DDR2-800 PC2-6400 400 6.4
DDR3-SDRAM DDR3-800 PC3-6400 400 6.4
DDR3-106 PC3-8500 533 8.5
DDR3-1333 PC3-10600 667 10
DDR3-1600 PC3-12800 800 12.8
S.O.-DIMM SDR SDR -SDRAM 144 PC-133 133 1
DDR DDR1-SDRAM
(DDR-SDRAM)
200 DDR-266 PC-2100 266 2.1
DDR-333 PC-2700 333 2.7
DDR2-SDRAM DDR2-533 PC2-4200 533 4.2
DDR2-667 PC2-5300 667 5.3
DDR2-800 PC2-6400 800 6.4
DDR3-SDRAM 204 PC3L-12800 FFR3L-1600 1600 12.8
DDR3-1600 PC3-12800 1600 12.8
DDR3-1333 PC3-10600 1333 10.6
DDR3-1066 PC3-8500 1066 8.5

[DIMMインターフェース]
JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)で標準化が行われている
搭載されるSDRAMチップの種類毎に多種の規格が存在
基本的にDIMMインタフェースはアドレス、データ、制御信号からなる

none ECC
あるいは、何も記載がない
一般PC用 64bitデータ
ECC サーバ ECC 8bitを付加した72bitデータ

※両者は、ピン数は同じで、スロットには挿せるが、信号的に互換性がないので、使用不可。購入する際は、マザーボードのマニュアルを読み、指定のものを購入する。

[CL(CAS Latency)キャスレイテンシー]※3
・CLとは、実際にデータの読み書きが行われるまでにかかる『待ち時間』の事で、『CL2.5』や『CL3』など表現される。
・CL値が小さい程、『待ち時間』が少なくなるので処理速度は速くなるが、『CL3』と『CL2』のメモリの性能差は体感しにくい。
・メモリを複数枚使用する場合、『CL3』と『CL2』が混在すると、パソコンは遅い方に合わせて動くようなので、『CL』はそろえた方が無難。(まれに動きが不安定になるため)。あるいは、動作しないとの記述あり。

[DIMMの形態]
分類 働き 接続 利点・欠点 用途
Unbuffered DIMM チップセットからのアドレス、制御、データ信号が直接DIMM基板上のSDRAMチップに分配接続される 1つのチャンネルに多数接続することができずに、通常は3-4枚までに制約 伝送路の途中に介在物が無いことから実効転送速度で優れコスト面でも有利 パーソナルコンピュータのほとんどに使用
Buffered DIMM アドレス信号と制御信号を、DIMM基板上のレジスタード・バッファ (Registered buffer) と呼ばれるICで一旦受けて整形増幅してから、各SDRAMチップに分配する 1つのチャンネル当り多くのモジュールが接続可能 見かけ上DIMMからのデータの出力がUnbuffered DIMMと比べて1クロック遅くなる 数GBから数十GBといった主記憶容量を必要とするサーバに向いている
Fully Buffered DIMM アドレス、データ、制御信号の全てを一旦DIMM基板上のAMB(high-speed Advanced Memory Buffer)と呼ばれるバッファ内蔵の専用コントローラ・チップで受ける 各チャネルあたり最大8枚のDIMMを接続することが可能 MBチップという高機能ICの使用などから高コストであり、放熱への配慮が求められることや、チャンネル当りのモジュール数増加によってレイテンシも増大することもあって、特に大記憶容量と広帯域メモリアクセスが強く求められるエンタープライズ・サーバのような用途を除いては、ミドル/ローエンドクラスのサーバへの採用は広がらなかった。 PCサーバやワークステーション向けに製品化

※各規格同士は、互換性がないので、使用不可。購入する際は、マザーボードのマニュアルを読み、指定のものを購入する。

[表中の略号]
SRAM(Static RAM)
DRAM(Dynamic RAM)

FPM DRAM(Fast Page Mode DRAM)
EDO DRAM(Extended Data Out DRAM)
SDRAM(Synchronous DRAM)

DIMM(Dual Inline Memory Module、ディム )
S.O.-DIMM(small outline dual in-line memory module )

SDR(Single Data Rate)
DDR(Double Data Rate)

[引用]
※1 http://yougo.ascii.jp/caltar/FPM_DRAM
※2 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/6138/computer/memory/chips/fpmedodram.html
※3 http://slowpc.jp/memoryenlargement_others.html
その他
http://ja.wikipedia.org/wiki/SO-DIMM
http://www.iodata.jp/product/memory/info/base/kikaku.htm

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