2014年10月25日土曜日

DIY>充電用テーブルタップ(Power Strip)を作ってみた

デジタルカメラを使用していると、当然の事ながら、バッテリーの充電という問題がある。

何が問題かと言うと、昔のデジカメは、様々な充電池を使用しているが、同時に幾つも充電しようとすると、テーブルタップのコンセントが接近しているので、充電器が干渉しあって、たくさん挿せないという事だ。



いくらたくさん差込口があっても、ひとつ飛びに挿すとかすると、あまり数が使用できない。そこで、今回は、コンセントの距離が十分空いている、テーブルタップを製作してみた。

[仕様]

というほどの事は無いが、必要条件として

①コンセントの間隔が十分空いている
充電器には色々な種類があり、殊にニッケル水素電池用充電器は、結構大きいので、コンセント間を十分あけないといけない。あるいは、間隔を自由に出来るよう、移動可能とする(今回ちょっと無理?)。

②コンセントが少し床面から浮き上がっている
コンセントの数が足りない場合、タコ足配線用のコンセントを挿して使用するのだが、そこにニッケル水素電池用充電器を付けるには、コンセントと床面の間隔がある程度ないと、まずい。みてくれは良くないが、いたしかたない。

③使っていない時は、テーブルタップのプラグを抜いておくので、それが判り易い様、通電確認用のランプを取り付けておく。

④タコ足配線用のコンセントがすぐ使える様、収納場所を設ける。

[配線]

シングルコンセントは、並列に10個接続。パイロットランプとして、ナツメ球を電源の入力部分に取り付ける。



[材料]

①埋込コンセント(Panasonic WN 1001SW ホワイト)・・・・10個
電気工事に使用する、シングルタイプの埋込コンセント。コンセント間の間隔を十分にとるため、シングルタイプとする。


②配線用の単線・・・・・1.6mm2芯タイプ(VVF)を適当に。
コンセント同志を接続するのに使用する。皮を剥いて中身の線を使う。


③コンセント固定用の材木・・・・・11cm×5本
1×4材を縦4分割したもので、机を作った時のあまり。


④③を固定する材木・・・・・52cm×1本
余り物の2×4材を使用。土台となる。

⑤プラグ付きの電源コード・・・・・長さ1.8mくらい×1本
だめになったテーブルタップからの取り外し品。

⑥なつめ球とソケット
蛍光灯につける、あの小さいランプ。今回青色LEDタイプとする(単なる趣味)。ソケツトは口金の径に気をつけて選択する。

⑦電線コネクター・・・・・4本用2個
コンセントと電源コードをつなぐため。

⑧その他
木ネジ、ホットボンド器具一式、フェルト、磁石など。

[製作]

①コンセントを取り付ける材を切り出す。すでに、1×4材を縦に4分割してあるので、11cmの長さに5本分切断する。

②コンセントを準備する。Panasonic製のシングルタイプで、左が接地側(Wと書いてない方)となり、ここに白のコードをつなぐ。
 ③裏側にホッボンドをつける。この部分しかつけられない。
⑤①の材の端にくっつける。

反対側にも付けて、この様な形にする。これを、後4つ作り、合計5つとする。
⑥土台となる材に、⑤でつくったコンセントをネジ止めしてゆく。
2箇所をネジ止めする。コンセント間の間隔は、差込口の中間地点で測って、10cmとする。
5つ固定した所。
⑦今度は、電線にてコンセント間を接続する。1.6mmの2芯線を使用。
カッターにて、外皮に切込みを入れ、芯線を取り出す。
これでは、短いのがわかったので、以降は17cmを切り出している。両端の剥き代は12mmとする。Panasonicは10mmでよいみたいだが、少し長めに剥く。
⑧まず、強く、片方に差込む。銅線が見えないように、しっかり入れる。
銅線を折らないよう、注意して曲げ、もう一方に差込み、形を整える。
これを一通りつづけて、全て数珠繋ぎにする。
コンセントの向きが普通と逆なので、ちょっとめんどくさい結線になる。
⑨電線コネクターを固定する
ホットボンドで固定する。そこに、コンセントからの配線を接続する。
⑩パイロットランプを取り付ける。銅線を半田付けし、反対側を電線コネクターに接続。
⑪電源コードを電線コネクターに取り付ける。そのままだと差し込めないので、縒ってから半田で固めておく。
電源コードを電線コネクターに差込み、ぶらぶらしないよう、途中をホットボンドで固定する。
⑫タコ足配線用のコンセントの保管場所をつくる。100均の磁石(25枚入り)の1枚をタコ足配線用のコンセントにホットボンドで固定する。
 もう1枚重ねて、ホットボンドをのせる。
 テーブルタップのコンセント間の隙間に、押し付けて固定する。
⑬テーブルタップの裏側に、フェルトを貼り付ける。工作の台に使っていたので、裏側はでこぼこになっている。ボロ隠しと傷予防のため、100均の裏のりのついたフェルトを貼り付けておく。
足りなかったので、いろいろな色が混ざっている。
[完成]

これで、一応完成した。コンセント間隔が十分空いているので、幅広いものも余裕で挿せる。少々大きくて、扱いにくいが。
上から見た所。
 斜め横より見た所。
 端の部分(1)
 端の部分(2)

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