2017年10月30日月曜日

家庭菜園>物置小屋の雨よけを新築する

物置小屋の雨よけは、作ってから20年以上たっている。屋根の上に敷いてあるブリキ板は、腐食し、雨漏りがひどい。また、雨漏りの影響で、野地板や長柱も腐っており、かなり危ない状況だ。

ここで、表側の柱の取替えと、屋根材の交換を行う事を考えた。



古い方の雨よけの現状

●上から見た図

●屋根の傾斜部分    柱の高さ
屋根の状態(屋根のブリキ板の腐食が激しい)

反対側から見た図         内側から見た図

雨漏りによる野地板の劣化          壁側

雨漏りしている      雨漏り状態


※屋根の用語


変更点

●外側の柱と、基礎部分の材木の更新、場合によっては基礎工事も必要。
●屋根の材木部分の交換
●屋根材を波板に変える
奥側の柱以外、すべて交換という事になる。かなりの大工事となるうえ、壊すだけでも大変である。

と思ったが、ブリキ板と野地板を撤去し、波板のみに張り替えるとかなり軽くなるので、この骨組みでもいけると思う。ただ、表側の柱の腐食した基礎部分を束石に変更し、北側の細い柱を太いもの変えた方がいいようだ。これで、大幅に材料費が節約できる。

その他、
●隣地に飛び出している屋根部分を一部切り取る
●雨樋の傾斜を南側→北側に変更
●両脇の柱を2×4材で補強する

>>と思ったが、改めて見ると、表側の柱の腐食が激しく、柱そのものも変える必要があることがわかった。結構資金がかかりそうだが、直さざる得ない。


>>と思ったが、今回はすべて新しく作り直すことにした。
材料は、足場用の単管パイプを使用する。

メリットとして
●基礎は、水平のみとればよい。
●直交クランプを使用することで、簡単に直角が作れる
●組み立てが楽な上、多少基礎がデコボコでも、ある程度クランプの締め付け位置で高さ調整が可能

デメリットは
●切断が難しいので、細かなサイズ指定ができない(パイプカッターを買えば可能)
●重いので、組み立てが難しい

今回作る、骨組みはこの様になる




垂木部分に、タルキ止めクランプを取り付け、野縁をネジ止めする
基礎は、組み立てが終わった後、型枠を取り付け、コンクリートを流し込み固定する。

>>屋根の傾斜について

波板を途中で継いで張る場合、傾斜がゆるいと雨漏りするそうである。いろいろ調べたが、最低でも1.5:10(1.5尺? 1m進んで15cmの高低差)は必要との意見があったので、数値を少しずつ変えて計算してみた。

その結果、間口170cm以上、高低差30cm以上は必要な事がわかった。(赤字の部分)。現在のところ、間口は180cmにするつもりなので、高低差が30cmは要るようだ。


幅(cm)→

母屋束の高さ
(cm)↓
170 180 190 200
10 0.59:10 0.56:10 0.53:10 0.5:10
15 0.88:10 0.83:10 0.79:10 0.75:10
20 1.18:10 1.11:10 1.05:10 1:10
25 1.47:10 1.39:10 1.32:10 1.25:10
30 1.76:10 1.67:10 1.58:10 1.5:10
35 2.06:10 1.94:10 1.84:10 1.75:10
40 2.35:10 2.22:10 2.11:10 2:10
45 2.65:10 2.5:10 2.37:10 2.25:10
50 2.94:10 2.78:10 2.63:10 2.5:10

しかし、現状180cm-20cmくらいしかできそうにない。理由は、あまり全体を低くすると、屋根部分に頭をぶつけるからだ。

>>作業手順について(構想)

一人で作業するためできるだけ負担を少なく、また、あまり余分な資材を買わなくてもいいよう、考えてみた。

①まず、このような枠を4つ作る。
A=2m B=2m C=1.8m E=2mの単管パイプを、直交クランプにて固定する。AとCの上は、単管キャップで塞いでおく。

②この枠を、4枚立てて、長い梁F4本で結合する。この梁は、2mの単管をボンジョイントで結合する。この時、直角を出すため、Fのパイプは、BとEに直交クランプで繋げる。なお、支柱の部分には、あらかじめ水平をとったコンクリート板を敷いて置く。(この時点では、固定しない。)
左)後ろから見た図

③組み終わると、ほぼ正確な立方体になるはず。ここで、FをAとCの支柱部分に直交クランプで繋げなおす。
横から見た図                       後ろから見た図


④さらに、Eのパイプを、Dの部分に移動して、垂木とし、自在クランプで固定する。なお、自在クランプは、①のところで、あらかじめとりつけておく。

この後、AとCの支柱の根本を、枠で囲い、コンクリートを流し込んで、束石を作る。束石を買ってきてもいいが、重いので運ぶにも設置にも大変だ。
その際、支柱の抜け防止を行う。また、できれば、支柱の根本に錆防止塗料を塗っておく。束石には、ペンキを塗る。

束石だけでは心配なので、Fの下の部分と、土に打ち込んだ単管を直交クランプでつなぎ、しっかり地面に固定する。(4箇所)

⑤Dの先端にボンジョイントで、50cmの単管を繋げ、垂木の延長を行う。




手順

●荷物の運び出しと片付け
とりあえず、屋根の下にある物を運び出して、すっきりさせた。

●古い雨よけの解体
(1)屋根材のブリキ板の撤去
ちょっと怖かったが、屋根に登りブリキ板を止めている釘をすべて抜く。抜き終わったら、いったん降りて、下からブリキ板をおろしていく。野地板がくさっているので、踏み抜かないためだ。

(2)野地板の撤去
屋根の下から、はしごを登って体を出し、釘を抜いて板をはずす。

(3)野縁、長柱の撤去完了
垂木をはずし、長柱を引き抜く。基礎の材木も撤去する。使えそうな物は、分けて、釘を抜いておく。だめなのは、割って焚き木として燃やし、片付けてゆく。
氷が張っていた。どんどん寒くなる。寒いのはきらいなので、迅速に進行させよう。

●小屋側の波板(外壁)の塗装

●工具・材料の買出しと組み立て準備

品名 重量(g) 単価(円) 個数 小計(円)
STミニショートラチェット 17/19 998 1 998
水糸(マッキロン) 75 1 75
パイプカッター 16~50mm TC-116(カインズ) 2400 1 2,400
平バール 360mm(バクマ) 780 1 780
材木チョーク 白(たくみ) 58 1 58
直交クランプ 600g 128 48 6,144
自在クランプ 570g 128 10 1,280
DIY単管パイプ 48.6×1.8mm 2m ※1 4.2kg 800 28 22,400
足場単管パイプ 48.6×2.4mm 1.5m ※2 4.1kg 680 4 2,720
単管キャップ シール付(緑) * 40 20 800
C型ジョイント * 198 8 1,584
インターロッキング バイオレット V4(土台に使うレンガ) 98 4 392
左官砂(中粒) 20kg 198 1 198
6号砂利 20kg 198 1 198
ポルトランドセメント 25kg 398 1 398
※1:2.08kg/m ※2:2.73kg/m

●長柱の基礎になる土台を水平に置く

右側のもともとあった土台を基準に、水準器で水平をとりつつ、土台になる平らな石やコンクリートレンガなどを置いてゆく。水準器はダイソーで売っていたやつ。磁石が付いているので、単管パイプに貼り付けることができる。

一応、水糸で縦位置を揃えておく。

とりあえず完成。左側の列の土台には、買ってきたコンクリートレンガを使ってみた。

●骨組みの組み立て

(1)材料を切る
まず、材料のカット。1.8mという部材があるので、2mの単管から20cm分を切る。
左は、パイプカッター。右が、実際に切っているところ。カッターを回してある程度溝ができたら、CRC556をわずかその溝に垂らし、すべりをよくする。パイプには、直交クランプを取り付け、手で持つところを確保する。
思ったよりも時間がかかった。5分くらい?

(2)柱部分になる枠を組み立てる
畑の一角に、小さな台を4つ水平に並べる。その上で、パイプを組んでゆくが、クランプを止める位置をきっちりと測ってゆき、ゆがみの無い枠にする。なお、パイプの長さはちょうど2mかと思ったら、2m1cmだった。
長柱の上には、雨水進入防止のため、単管キャップをかぶせておく。

(3)骨組みを組み立ててゆく
枠の位置を揃えつつ、単管パイプでつないでゆく。一時的に枠をささえるのに、古い物干し台にパイプを縛りつけ、そこに枠をひもでくくりつけて、立たせておき、単管パイプと直交クランプでつないでゆく。
だが、枠は重く扱いにくいので、一人ではなかなかうまくゆかず、結局手伝ってもらった。
しかし、枠を垂直に組んでゆくのはむずかい。


●長柱の足元をコンクリートで固定
●野縁を取り付ける
●野縁にペンキを塗る

●波板を張る
6尺=1820mm 7尺=2120mm 8尺=2420mm
動き幅(重なり部分を引いた幅)=575mm(製品幅655mm)
軒先=100mm以内、横重なり幅=2.5山
止める釘は、5山毎(先端の野縁部分は3~4山毎に)
野縁どうしの間隔は500~600mmくらい

●雨樋を取り付ける










1 件のコメント:

  1. こんにちは
    初めまして。
    記事内の単管パイプの3D図面はわかりやすかったです。
    園芸の枠として単管パイプを使うことがありますが、カットすることは
    また2ヶ所ぐらいでしたが苦労しました。
    なるべくそのままで使用したいものです。

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