2014年6月10日火曜日

健康>「足のほてり」がひどいので三物黄芩湯を始める事にした

ここ数年で、足のほてりがひどくなってきた。普通にしていても、地獄の業火に焼かれるような灼熱感があり、特に夏の夜間はひどく、夜も眠れない。あまりにつらい時は、足を20分ほど水につけておくとしばらくはいいが、またすぐに元に戻ってしまう。

成人病を発症する以前からだったので、成人病が原因とは思えない。

どうにかならないかと思い、漢方薬をのんでみることにした。その漢方薬は、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)だ。構成生薬は、地黄(じおう)・黄芩(おうごん)・苦参(くじん)とシンプルで、効能も「手足のほてり」のみだ。体力は中等度以上、腹証は特になしとあるので、使ってみることにした。


薬価は、1g7.9円と安く、あまり負担にならない。1日あたり、7.9×7.5=59.25円だ。

服用開始日の夜から、ほてりはあまり感じられなくなり、地獄の業火からちょっと熱めの温泉くらいになった。・・・・・ような感覚だ。調子がいいので、このまま続けることにした。

また、気のせいかもしれないが、手の汗があまり出なくなった様な気がする。以前は、ひどい汗でノートがびしょびしょになる位だったが、今は、ちょっと手が湿っている程度だ。

このまま続けて、様子を見ようと思う。


類似処方

温清飲(57)ウンセイイン
体力中等度の人で、手足の熱感があり、のぼせ、神経過敏、出血傾向などを伴い、皮膚疾患では、手掌、足蹠に限らず、全身各所の乾燥、発赤、熱感があり、上腹部の緊張・抵抗がある場合に用いる。
地黄(じおう)、 芍薬(しゃくやく)、 川芎(せんきゅう)、 当帰(とうき)、 黄芩(おうごん)、 黄柏(おうばく)、 黄連(おうれん)、 山梔子(さんしし)

白虎加人参湯(34)ビャッコカニンジントウ
体力のある人で、急性症では身体灼熱感とともに激しい口渇や発汗などを伴い、慢性症では局所的灼熱感とともに口渇を認め、また、皮膚疾患においては手掌、足蹠に限らず、全身各所の発疹があり、皮膚瘙痒感が特に顕著な場合に用いる。
石膏(せっこう)、粳米(こうべい)、知母(ちも)、甘草(かんぞう)、人参(にんじん)

八味地黄丸(7)ハチミジオウガン
比較的体力の低下した人、あるいは老人で、手足、特に足の裏のほてり、口渇があり、腰痛、排尿障害、頻尿、多尿、乏尿、排尿痛などを伴う場合に用いる。
地黄(じおう)、 山茱萸(さんしゅゆ)、山薬(さんやく)、沢瀉(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)、牡丹皮(ぼたんぴ)、桂皮(けいひ)、附子(ぶし)

温経湯(106)ウンケイトウ
比較的体力の低下した冷え症の人で、手掌のほてり、口唇の乾燥感があり、月経不順、月経困難、下腹部の冷え、膨満感などのある場合に用いる。
麦門冬(ばくもんどう)、 半夏(はんげ)、 当帰(とうき)、 甘草(かんぞう)、 桂皮(けいひ)、 芍薬(しゃくやく)、 川芎(せんきゅう)、 人参(にんじん)、 牡丹皮(ぼたんぴ)、 阿膠(あきょう)、 生姜(しょうきょう)、 呉茱萸(ごしゅゆ)

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