ヤフオクで落札したRQ-401を修理する
症状は、リバース再生でうまく巻き取られない、巻き戻しが弱い・巻き取れないというもの。
せっかくヘッドが2つあるのに、リバース再生がうまくいかないのは納得いかないので、修理を試みる。少し汚れているが、全体的に動きは問題ないようだ。
上から見た所
ふたを開けた所
正面横。電源スイッチがなく、電池が入ってないと100Vの方に切り替わる仕組みらしい。
ヘッドは2組あり、正回転時も逆回転時も再生ができる。

直流モーターを使用しているので、電源周波数(50Hz か 60Hz)を気にする必要が無いのがうれしい。
| 電源 |
交流直流両用電源方式 単2乾電池 (UM-2)6本直列 9V / 交流電源100V(50%~60%) |
| 定格出力 |
500mW(最大700mW) |
| トランジスタ |
2SB-173(1) 2SB-175 (2) 2SB-178(2) 2SB-172(1) |
| 錄音方式 |
交流バイアス方式 35KC |
| 消去方式 |
直流消去方式 |
| トラック方式 |
ダブルトラック(半幅録音)方式 |
| モニター方式 |
サウンドモニター |
| テープスピード |
2スピード (9.5cm/秒, 4.75cm/秒) |
| 周波数特性 |
9.5cm/秒の時 100~7,000/s / 4.75cm/秒の時 100~4,000% |
| 録音/再生時間(往復) |
4号ゴールデンテープ使用 9.5cm/秒-1時間 / 4.75cm/秒-2時間 |
| 入力インピーダンス |
マイク入力端子 “MIC" 20KΩ / 補助入力端子"AUX" 70KΩ |
| 出力インピーダンス |
外部スピーカ端子 “EXT.SP" 8Ω |
| 電池寿命 |
約10時間以上(ナショナルハイトップ乾電池使用) |
| 使用スピーカ |
8cmダイナミックスピーカ |
| 大きさ |
261(幅)×226.5(奥行) ×81(高さ)mm |
| 重量 |
約 2.6kg |
修理を始める。
原因は内部のベルトだと思われるので、中身を取り出しにかかる。まず、ヘッドがある部分のネジを外す。

レバーのネジを外す

後ろの蝶番部分のネジを外す

裏蓋の蝶番の反対側を引っ張りつつ、持ち上げてはずす。
本体がむき出しになるので、赤い矢印の部分のネジ(赤い色をしている)を外すと本体が外れる。
その前に、スピーカーへの配線(白と青の撚ってあるの)が折りたたまっているのでのばしておく。そうしないと本体を持ち上げた時、スピーカーの端子が引っ張られて、ちぎれてしまう。

電池ボックスへのケーブルは、電池ボックス側のコネクタが外れるのではずしておく。

まず、この部分のベルトだが、少し伸びてはいるが弾力があり粘ついてもいないので、このままいく。実は、2mmの角ゴムベルトを付けてみたが少しきつくて、却って動きが悪くなったのでこのままにしておいた。ここは、少し緩いくらいのベルトでないといけないとどこかのサイトに書いてあった。

Ⓐ:リバース再生で使用するベルト。リバース再生時はⒸが左上に押しやられ、Ⓓのプーリーを押してⒶのベルトを張り、左の巻取り部分に回転を伝える。
Ⓑ:通常再生で使用するベルト
Ⓑは型はついてしまっているが、柔らかいのでこのまま使用する。Ⓐのベルトは伸びて力が伝わらないので、これを今回交換する事にした。

カセツトデッキで使われる細いゴムベルトをはめてみた。動くことは動くが、巻取りは弱い。

ポリウレタンベルトの溶着
●ベルト製作(バンコード丸ベルト・ゴムテグス等のポリウレタンゴム系)
●ウレタンベルトのつなぎ方完全ガイド|熱結合のコツと強度が落ちない溶着の手順
●ゴムテグスをUV接着剤でつなぐ丸ベルトの作り方
●丸ベルトの溶着方法(作業手順)
バンコード丸ベルト(ポリウレタンベルト)2mmで作ってみた。ガスレンジで軽く炙りくっつける。はみ出し部分は爪切りで切っておく。

ガイドの様な物は必要なので、丸い割りばしをゴムで縛った物を使用。

太すぎて、まったく回らない。プーリーの溝にはまりすぎている感じか、あるいは少し短いのが原因か。

今度は、1.5mmで製作。一番よく回った。巻き戻しが少し突っかかるが、今までの中で一番いいので、これで行く事にする。

線を切ってしまったスピーカーの修理と、ついでにスピーカーケーブルを延長しておく。ラグ板がフニャフニャしているので、少し引っ張ったらコイルに繋がっているコードが切れてしまった。

ネジ止めの金属板でおさえてあるので、まず外してみる。

スピーカーコイルにつながっているコードを半田付けし、新しいスピーカーケーブルをラグ板につなげる。後は、ホットボンドでケーブルをスピーカーの枠に固定しておく。

新旧のスピーカーコードを半田付け後、ホットボンドで絶縁しておく。

液漏れしたケースの電池ボックス部分の清掃を行う。

電源コードをしまう場所。蓋のロック部分が壊れている。(と言うより、取ってしまった)

裏蓋のネジが馬鹿になっていて、留め具を固定できない。

スライド部分の割れをホットボンドで固定する(取り付けが逆だ)。さらに錐で少し穴をあけて、ビスを無理やりねじ込んだ。何とか止まったので、とりつけて、以降いじらないようにする。

再び、ケースに本体をはめ込む。この時、レベルメーターが少し動いて、枠にうまくはまらないので、位置を手で補正しながら全体をはめ込む。全体をねじ止めしてから、スピーカーケーブルが回転部に行かない様、うまくまとめる。電池ボックスへの配線をつなげて裏蓋をはめ込み、蝶番側のネジを止める。
レヘルメーターは電源の電圧を表すもので、電池駆動時の電池の消耗度を表すようだ。

持ち運び用のペルトを付けてみた。

まあ、絶対持ち運びしないけどね。

少し、動作はつっかえるが一応動いているので、これで良しとする。
悲報、5号テープが使えない。
以下、取扱説明書。