過去買った単行本が結構たまっている。売ってしまえばそれで終わりだが、自分で読み返したり並べて楽しみたい。
しかし、本棚が足りない。
そこで、安いものを買うか、はたまた自作してより一層楽しむのか、色々考えてみた。
目次
(2)本の間に仕切り板を入れて、作者名を表示し判りやすくする
1.買うとしたら何がいいのか
Amazonを色々見てみたが、あまりピンとこない。つまりちょっとサイズが大きいので、場所をとるのではないかと思った。また、値段もそれなりにするし、できれば本の購入にお金も回したいし。
と思っていたら、いいものがあった。2個セットで4300円くらい、とりあえず買い物カートに入れておく。
本来ならば、ここで終わりなのだが、ひょっとしてDIYなら丁度いい大きさでそれなりに安くできるのでは、と閃いた。
2.DIYによる新規作成を検討
DIYではちょうどいい大きさに作れるのが最大の利点だが、材料費が結構かかる。ましてやオシャレなものにしたかったら、材料費も高くなる。安い材料でせこく作る方法を考えてみた。
(1)柱に2×4材を使用
棚板には1×4材を使用する。文庫本の奥行は10.5cm、2×4材の幅が8cm強とちょと幅は足りないが、何とかなるのではと考えた。
高さが低いのと、大した重量はかからないだろうと考え、材料を節約するために柱は1本にする。その分倒れない様、安定させるため、足を長くする。
(2)柱に単管パイプを使用
①の2×4材の代わりに単管パイプを使用する。棚板には1×4材を使用する。
柱が丈夫なため、重量には耐えられるだろうと考え、材料を節約するために柱は1本にする。増設する時に、柱を1本共有すればさらに材料の節約にもなるだろう。
単管パイプAとBを直交クランプで強固な長方形を作る。見た目を重視するなら、おしゃれなジョイントでもいい。値段は高いが。あるいは、Aにねじ止め用の穴をあけ、Bを2×4材にすると少しコストが安くなる。
足下は固定用の足場土台を取り付け、木材に固定し倒れないようにする。
棚板は1×4材を使用し単管パイプとはジョイントで結合する。もう少し広い板でもいいかな。
かなりの強度がありそうだ。
棚板の後ろは本が落ちない様、でっぱりをつける。
(3)ジョイントを使って楽に作る
シェルフリンクスやラブリコ棚受けを使用すれば、2×4木材を切ってねじ止めするだけで簡単に作れる。
シェルフリンクス | ラブリコ棚受けシングル | |
ラブリコ棚受けシングルと2×4材+1×4材を組み合わせて作れば、ちょっと狭い棚だが本棚できそうだ。
青:2×4材 緑:1×4材 茶:転倒防止用の何らかの木材
しかく、ジョイントをたくさん使うし、木材も結構必要なので、価格的には高くつきそう。
(4)結論は?
以上は構想だが、やはり金額は5,000円以上行くものと思われ、安価にはできそうもない。
3.今あるもので間に合わせる
特に、お金をかけず手持ちの物で何とかならないか、tryしてみようと思う。現状の把握と工夫の仕方を考える。
(1)部屋の見取り図
本棚①②を新たに置いて、単行本を置こうと思う。しかし新たに2つ置くのは場所ふさぎとなるので、L字型に配置し空地を確保。本棚③はもともと置いてあったのでそのまま継続使用。
(2)どうするか
現状は、単行本しか入れてないので本棚の後ろ側が空いている。
①と②の部分を見れば2列で収納できることがわかったので、背表紙を裏向きにして裏側からも取り出せるようにすれば、2倍の単行本が置ける計算になる。
あまり活用されていない別の本棚③もあるので、これも考慮に入れればかなりの量を入れられるのではないかと思う。ただ、カラーボックスが一つ邪魔で、本棚①の裏側が使いずらい。何か工夫が必要だ。
(3)棚板の増設(最下段部分)
a.本棚②について
単行本は背が低く、棚の上がかなり空くのでもう一段位増やせないか?と思ったが、棚は別売りされていないようなので、本棚の棚の上に置く棚の自作を考えた。
イメージとしては、こんな感じ。本棚の幅に切った棚板の左右と真ん中を足で支えて、本棚の棚板の上に置く。
棚板は、幅は本棚に合わせ、幅75cmのもの(本棚②)と85cmのもの(本棚①)を1つずつ作る。丁度奥行25cmの合板があったのでこれを棚板として使用する。
足ABCは2×4材の端材を使用する。
本棚②の棚板(75cmの方)の足が中途半端な15cmくらいの幅となり、座りが悪いので、適当に継ぎ足して安定をはかるつもり。
本棚②の棚の足は25cm巾の材といきたいが、本棚の棚の背板があるので24cmとする。
棚の高さは18cmとなるので、文庫本の高さより少し高いくらいだ。
平金具は特に衝撃の加わる所ではないので付けないことにした。
背後がベニヤ板を切った棚板、手前は足部分。足部分は、余っている2×4材を木工用ボンドで張り付けて作った。
本棚②の最下段に足部分を配置し上に棚板を置いた。棚板と足は木工用ボンドで張り付けて、上から本で重しをしてある。面は本棚正面に合わせてある。
なお、手前側の足はちょっと短く不安定なので、端材を張り付けて長さを伸ばしてある。
接着剤が乾いたらいったん取り出し、裏返して真ん中に支えを張り付けた。この部分は裏からビス止めをする。
実際に単行本を入れてみた。
b.本棚①について
本棚①の棚板を作った。足にあたる部分は、材料が80cmの材しかなかったので、材の長さは20cm4本分しかとれずちょっと構想と違う結果になった。
(4)棚板の増設(最上段部分)
a.本棚②について
また、本棚の一番上が空いているので、本を置く棚を考えた。上と違う点は、ブックエンドと外れ防止の板を付けることだ。
また、幅25cmの棚板がなくなったので、1×4材を使用する。
と思ったが、設計変更。
高い所に置いてから崩れてくるとまずいので段数は1段とし、本棚の上に単に乗せるだけの仕様とした。底板は省略し、背板だけで両脇のブックエンドを支える。
両脇のブックエンドが外れないよう、ストッパーを付ける。
とりあえず作ってみた。
本棚に1×4材と平金具で固定し(ストッパーを付ける)、単行本を置いてみた。
本棚①と接している部分に平金具のストッパーが付けられないので、角材を間に挟んで離れた位置で止める事にした。しかし、角材がじゃまになり本が入れられないので、ベニヤ板で平らにし本を立てやすくした。
つり合いが悪いので、反対側にも同じような空間を設けた。ついでに、ふたも付けたいけど。
ストッパーの平金具も移動した。
b.本棚①について
この本棚は上が平ではなく、三方を囲われていてもともと何か置けるようになっていて、そこに本を立てようとしている。本棚②より少し狭く、中央に背板を付けると、幅が足りなくなるので前方に2cmくらいの出っ張りを付けようと思う。
出っ張りは、壊れたブラインドの部品を切って使用する。
基本形を組み付ける
背板があまりにもピッタリすぎたので、ヤスリで削って少し短くした。また、若干ねじれていたので適当な位置で決めて、ねじ止めした。
でっぱり部分を取り付ける。
適当な木材が無かったので、壊れたブラインドの上部分(スチール製)を、金鋸で切断して使用。コの字型をしていて、割合丈夫そうだ。
ねじ止めする部分に穴をあけ、木片をかませて上部分に固定した。
一応完成。でっぱり部分は本の重みにも耐えられるようだし、じゃまにもならない。
なお、でっぱり部分の高さと棚板の厚さが奇跡的に同じだったので見た目は良い。
ずれないよう、本棚に固定する。2つの木片を貼り合わせL字型を作り、ブックエンドの後ろ側に接着剤で貼る。
(5)中仕切りの製作
中仕切りをどうするか・・・・・。磁石でくっつくようにする? いや、背板にはめ込む方式のがいいのか。
中仕切りを作ってみた。
材料は、1×4材を1~2cmに切った物①、ベニヤ板4枚②、1×4材の中仕切り板③。
①と②をボンドで接着し、乾いた所で③を張り付ける。乾いたら③は木ねじで①に固定する。
本棚にセットしてみた。
(6)結局どうなったか
いろいろ考えてきたが、結局本棚を両面使うことで、あっさりと収まった。ただ、本棚の最下段がかなり上の隙間があるので、もう一段追加することにした。上に書いた、下駄を履かせる方式だ。棚板を自作の金具で留めるのはちょっと製作のハードルが高すぎる。
本棚の最上部にも棚を乗せ収納力UPを図る。
4.本の並べ方を考える
(1)本の並べ方
a.作者が複数いる場合は、本棚の表側に作者毎の名前順に並べる事にした。
b.作者一人の場合は、本棚の裏側に名前順に並べる。
c.作者は違うが、同じシリーズと思われる場合は、シリーズ毎に並べる。(宇宙大作戦、ローダンシリーズなど)
(2)本の間に仕切り板を入れて、作者名を表示し判りやすくする
a.市販されている物
透明仕切り板Aタイプ (本の間に挟むタイプ) |
仕切りガイド バーチカルA4タテ型 |
アイリスオーヤマ 見出し仕切版 |
無印良品 スチール仕切板 |
SAIFUKU 透明仕切板付ブックエンド 小 | |||
b.自作してみた
余っていたA5の厚紙を活用し、簡単に作ってみた。サイズは、A5の半分くらいで。
※赤線は切断、青点線は谷折り、黄点線は山折り。
できあがりはこれだ
まあ、足部分はいらなくてペラペラのままでいいかな。
それがこれ。
また、型紙を作って必要な点に小さな穴をあけ、以降これを紙に重ねて点を打ち、後で点を結んでカッターで切るようにした。これで量産化が可能になる。
c.作者名はどう入れるか
氏名を入れるのは大変なので、サイトからコピペしてくる。
パワーポイントで台紙のフォームを作り、プリンターで印字後、切り抜いて二つ折りにして、仕切り板に張り付ける。
パワーポイントで作った台紙。パワーボイントの背景に2×10cmのマス12個を用意し、スライド前面に縦書きのテキストボックスを置いて文字を入力していく。
名前の部分を切り抜き、テープのりか両面テープで貼り合わせる。完成したもの
実際に本棚に入れてみた。
現時点で不満な点
・棚の端にに入れると、隙間から下にずれる。
・本の間の隙間が空くと、倒れたり下に落ちる。
→ペラペラなので当たり前か。ブックエンドみたいに横方向に支えを付けるか。
また、もともとの図面を変更し、下の部分は切り取らず谷折りにすることとした。(ほとんど作り終わっちゃったけど)
d.その他困った事
ブックエンドについて
本を並べる時、余裕を持たせるため少し隙間を開けるのだが、本が倒れてしまうためブックエンドを置くことにした。
100均の2枚一組の小さなスチール製ブックエンドを購入したが、単行本には丁度いい大きさだ。
ブックエンドを自作してみる。1×4材の端材を2枚、ボンドで張り付けるだけだ。
2×4材の端材も利用する。まあ、とりあえず使える。
ちょっと軽いので重石が必要?。なので、親知らずの海岸で拾った石を接着剤で張り付ける予定。(ほんとに石だ)
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