ノートパソコンへ、赤外線リモコン受信機をつなげても、うまく動作しない場面に遭遇しました。このままでは、使い物になりませんので、原因究明です。なお、リモコンの設定データーは、デスクトップPCで作ったものを、そのまま使用しました。
[MIC入力へ接続するタイプの場合の設定方法]
タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック→ボリュームコントロールの調整を開く①オプション→プロパティ→録音→OK補助入力を選択し、ボリュームを最大にする(最大にしないと反応しない)②オプション→プロパティ→再生→OKマイクのミュートを解除し、ボリュームを最大にする。これで、使用可能となるようだ。しかし、受信音がうるさい、windowsメディアプレーヤーを動かしているときは、操作音が煩わしい。(当然か)IrGraphは、動作した。
[シリアルポートへ接続するタイプの場合の不具合]
[解決方法]いくら設定しても、うまく読み込まない。(?)設定後、3回までのリモコン操作はできるが、以降無反応になる。再び、設定画面を開いてから閉じると、上と同じく、3回までは反応、以降無反応。リモコンの有効距離が15cm位しかない。IrGraphoが起動しない。リモコンソフトの設定は、問題ないようだ。デスクトップPCでは、問題なく動く。電力不足? 電力をシリアルポートからとるのではなく、USBからとるようにしたらどうか。ということで、早速、実験してみた。
結論として、前に製作した、MIC入力へ接続するタイプの赤外線リモコン受信機を、そのまま流用し、後は、シリアルポートへ接続するような変換アダプターを、作ればよいと言うことがわかりました。実験では、AUDIO出力端子の+側(プラグの先端側)を、シリアルポートの1番へつなげるという結果になりました。なお、-側は既に、USBポートに接続しているので、特に結線する必要はないと思われます。●シリアルポートへ接続するタイプの回路図です。信号に利用しているのは、GNDとDCDです。RTSは、電源として使用しています。LM78L05Aで、5Vに落として赤外線受光ユニットへ供給しています。●MICへ接続するタイプの回路図です。赤外線受光ユニットへの給電は、USBからとっています。シリアルポートへは、MICの+側を接続します。-側は接続しません。LEDは、信号が入ると光るようになっています。●USBケーブルA型オスコネクタのピン配置。必ず、テスターで配置(導通)を調べること。
■④GND■③DATA+■②DATA-■①VCC■
[実際に作ってみた]※VCCとGNDが逆になっている場合や、ケーブルの色が統一されていないので注意※VCCとGNDがないケーブルもある●具体的には、RS-232Cの1番へ、MICの+を繋げれば良いことになります。なお、マイナス側はすでに、パソコン内部へつながっているので、今回は接続の必要はありません。ということで、MIC出力コードをさすジャック(メス)を、RS-232Cの1番のコードに半田付けすれば出来上がり、という訳です。
[その他]100均のイヤホン延長コードの片側のみ使用します。何かに付いていた、RS-232Cの変換コード?でこれも小さい方のみ使用します。RS-232C側の大きいコネクタをとりはずしたところです。オレンジの被服を剥いてあるコードのみ使用します。(テスターで導通を調べて、コネクタの1番につながっているのが分っているので)100均のプラグは、線が細くてうまく半田付けできないので、プラグのカバーをとりはずし、直接コードを半田付けする事にしました。ホットボンドはアルコールをしみ込ませ、引っ張ると綺麗にとれました。カバーとコードをとりはずしたところです。意外に簡単に、すっぽり抜けました。新しいリード線を、半田付けしました。カバーをかぶせます。最初から、カッターで綺麗に切ればよかったです。プラグの先端は、ホットボンドで埋めて固定、RS-232C側のコードと半田付けし、熱収縮チューブをかぶせます。黒色の膨らんでいるところはカッターで切りとっておきます。使わないケーブルにも、熱収縮チューブを被せておきます。最後に、つなぎ目にぐるりとホットポンドをぬりつけ、冷まして出来上がりです。
・赤外線リモコン受光ユニットは、一応きちんと、動作しているようです。やはり、作動不良は電力不足が原因かと思われます。かなり離れたところからも、受信できるようになりました。・今回、ミノユニットは、windowsのメディアプレーヤーをリモコンで操作する事を、考えました。無線HUBのWDS機能を活用する(1)で作った、パソコンデスク(?)に搭載する予定です。・パソコンに付いている、赤外線ポートに、受信ユニットが景気良く反応しています。リモコンの動作には、特に影響はありませんが。
0 件のコメント:
コメントを投稿